風景

落ちた木の実の影

公園の中の遊歩道のなだらかの上り勾配のところに木の実がたくさん落ちている。その木の実に影ができている。こんな小さいものにも影ができるのか、と驚く。太陽の方に向かって上っている道路の傾きと、日の出間もない太陽の光の角度がかなり近い角度になっ…

どう解釈しますか?

電車を降りてすぐに市の指定ゴミ袋を買った。レジ袋に入れてくれた、それをそのままリュックにしまって次にスーパーで買い物をした。リュックに納まる分量だけ買うつもりだったが少し買いすぎてリュックに入りきらなかった。リュックからさっき買ったゴミ袋…

栗の木を見てきました

昨日の朝、田んぼの方に行ってきました。栗の花は散っていませんでした。栗の木からは離れていますが、同じ道で、花が散って二日後に梅雨入り、という話をしてくれた人に会いました。それで栗の花の話をしました。話の中で分かって少し拍子抜けしたのですが…

「梅雨入り」について聞いた話

昨日、久しぶりに早起きしたので朝の散歩に田んぼの方に行った。五時に家を出るとゆったりした気持ちで田んぼの方に向かうことができる。朝の冷たい空気が気持ちが良く、顔見知りの方に数人出会って、やっぱり田んぼの方は良い、と今朝も田んぼの方に行った…

塀、枠、ドア

建物の改修工事が始まり、建物の周囲に鉄パイプが立てられ間に金網が張られて、塀ができた。人の背の高さより高い塀で、何か所かにドアも着けられた(開閉の形式からいうと開き戸)。その着けられたドアを見ると、塀に着けられたのはドアではなく枠だ、とい…

藤村操の華厳の滝までの道筋

本が届いた。『検証 藤村操 華厳の滝投身自殺事件』平岩昭三著 不二出版 知りたいことは、最初の方に書いてあった。 1903年(明治36年)の出来事です 五月二十一日の朝、学校へ行くと告げて家を出た操は、午前九時上野駅発の列車に乗り午後三時頃日光…

新学期

泣きながら時間割を合わせ終わって寝入った頃だろうか。泣きながら、と考える具体的な根拠があるわけではないが、よく泣くらしいので。明日登校すればクラス分けがどこかに貼ってあるのだろう。一年生のときと同じ三組になりたい、と言っていた。 こぶしの木…

出来の良い嘘

我ながら出来の良いエープリルフール用の嘘だと思ったが、特に発表する機会もなく終わってしまった。日の目を見なかった。「エープリルフールが無い」という言い回しが何となくしっくりしないので、そこを考えているうちに時間が経過してしまった。「エイプ…

十把一絡げ

佐倉市民は全員、長嶋茂雄ファンである、ということがないと同じように、日光にあるのは東照宮だけではない。大猶院もあるし輪王寺もある。それをしっかり把握していなかった。バスを降りて人の流れに付いて行って拝観券を−−取り敢えずセット券を−−買って見…

華厳の滝と日光いろは坂

華厳の滝からの帰りのバスの窓から見下ろした第一いろは坂−−車は第二いろは坂を登り、第一いろは坂を下る−−は急だった。狭い幅で斜面を折り返しており、木の葉がない枝の間から、いくつもの折り返しが見えた。バスが落ちないことを願った。地図で見ると「羊…

勘違い

「わたしは運が良いな」と思っていたら、そうたいした強運でもなかった、という話です。 ステージに向かって椅子十脚を一列とした列が六列くらい並んだ会場があります。椅子十脚は、中央に通路となる部分を空けて五脚づつ並べられて、両端も椅子と壁の間に間…

禁じ手

このパンフレットがポストに入っていたのは二回目だ。信仰の奨めのパンフレットだ。大きな見出しに書いてある言葉をみて、これはルール違反ではないか、禁じ手なのではないか、と感じる。「信じれば宝くじが当たります」「信じないと明日の命は保証できませ…

掲示板再訪

発見の報道から暫くして、市のホームページにあった「行方不明者情報」から消えたので、おそらく間違いないだろう、と思いながら、先週の木曜日だったか金曜日だったかに、掲示板を見に行った。まだ貼ってあったとしても、外すのを忘れているか、慌ただしく…

ヨガで、ポーズというかのか技というのか、こんなことをする。座って、両方の手のひらで両方の目を覆う。覆う前に手のひらをこすり合せてからだったと思う。目は開いている。指の隙間から光が入らないように覆う。目は開いているから何か見えているはずだか…

誘いの陽光

昨日は、さあこれからだ、というときに、空模様がおかしくなり雨が降り始めて空気も冷たくなり雨雲予報で見ても薄いけれどすぐには立ち去りそうもない雨雲の予報で、川の方へ行くのを中止するのを迷うことはなかった。今日は気温は低かったけれど日差しはあ…

白黒写真

せきれいですか。ちょこちょこ動くし、警戒心も強くてなかなかうまく撮れないのですが、この写真は実際の距離が三から五メートルの位置からの望遠で撮れた。実際の景色も色がなかったが、写真も白黒写真のようだ。いまどきは、あとから加工したものではあり…

ある写真

犬の散歩の途中で、少し離れた町の町内会の掲示板の前で、立ち止まって眺めた。行方不明の人の捜索願いが貼ってあった。A4サイズの用紙に名前と特徴と写真が入っていた。写真に暫く見入ってしまった。一番最初に目を惹くのが満面の笑み。腰から上くらいの…

昨日の朝起きると雪が積もっていた。陽の光が弱かったせいか、銀世界には見えなかった。おとなしい雪景色だった。十五センチほどは積もっていたか。夕方の散歩で朝歩いた公園に行ったら、なんとまあ、と驚いた。雪がすっかり消えていた。終日太陽が出てはい…

ブックオフは昔のブックオフならず

散歩のコースのひとつにブックオフの前を通るコースがあります。先日の夕方、若いふたりの男女が店から出てきながら、男性の方が、あれだったら、もうひとまわり大きいののほうがいいんじゃないかな、と女性に話しかけていました。ひとまわり大きい。変なこ…

着々日の入り、ぐずぐず日の出

井上ひさしの小説の題名のようです。わたしのうんちくのひとつです。冬至を過ぎても日の出はほんの僅かですが、遅くなっていくのです。千葉の昨年の12月22日の日の出が6時45分、日の入りが16時31分、1月14日は日の出が6時49分、日の入りが…

続、古希

「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」「古希」と「柿」の類似から、何か作ってみたいと、ずっと考えているがなかなか難しい。古希来れば鐘がなるなり人生寺鐘には「ジャン」と振り仮名を付ければ、よりはっきりすると思うが、そうすると元の句との類似がそこなわ…

古希元年

快晴の一月一日でした。古希としての初めての新年を嬉々として迎えた、というほどうきうきはしていなかったけれど、良い一日でした。これからの十年、平穏ではないような予感(恐れる気持ち)がする。「そうでもなかったな」と振り返ることができると良いの…

漫才台本

〈登場しながら〉 ひ孫一 「りんりんでーす」 ひいじいじ「じいじでーす」 ふたり 「ふたりそろって、みなみはるおでございます」 〈マイクの前で〉 ひ孫一 「ことしも、もうすぐおわりだけど、じいじにとって、ことしいちばん おおきなできごとはなんだった…

じっと見る、凝っと通帳を見る。

郵便局の中の椅子に座って、郵便局の外のベンチに座って、郵便局の前の歩道に立ち止まって、通帳を、じっと見ている人がいる。 ときとして漢字が、その文字が持つ意味(のようなもの)を好まれて、ひらがなでも良い部分に使われることがある。「こけおどし」…

「そのときの寝場所」の写真

前の記事に書いた場所が、この写真の場所です。書きもれたことは、寝たいと思っている場所は、道路が直線になっており、その両端はせり出した山裾で湾曲しているので、どこまでも続く直線ではなく、両端が閉じている直線だ、ということくらいで、後は書いた…

そのときの寝場所

散歩のコースの途中に、ここにマットレスでも敷いて寝ころんだら気持ちが良いだろうな、という場所がある。幅二メートルはない舗装道路の上だ。車はあまり通らない。通ったら落ち着いて横のなっていられない。道路の両脇は、片側が田んぼ、片側が湿地で、そ…

空の音符

音符の各部の名称は「たま」「ぼう」「はた」だそうだ。形そのままの名称だ。丘の上の鉄塔と鉄塔の間に送電線が五、六本走っているのが、薄暗い空を背景にまだ黒く見えるとき、そこにほぼ丸い月が、線の間にきたり線の後ろにきたりするのを見ると、月に「ぼ…

もう何回寝ると

ひ孫一は、楽しみにしていることまでの日数−−「ひかず」と読んで、そこから「高校三年生」を歌いだしても構いません−−を「もう何回寝ると」と訊いてくる。「もういくつ寝るとお正月」は歌の中だけではないことが改めて分る。この数え方には、目を覚ますと目…

胃の内側の皮膚

診察室で、自分の胃の内側の皮膚の静止画像を見た。内側の皮膚−−「粘膜」というのだろうか−−は、ぷよぷよした感じで、湿気を帯びた赤ちゃんの皮膚のような感触だった、と触ってみたら書いたかもしれない。「粘膜」の解説にあるように「柔軟であるが強い」と…

病院へ行ったあと

食道の憩室は問題なし。 胃のポリープは良性。 胃に少し炎症あり。 十二指腸は問題なし。ということで次回診察もなく、一件落着。 ほっとしました。写真は鮮明に写っていました。